問題発生!採血のトラブル改善ポイント

看護師が、毎日のように採血をするという病院や施設も多くありますよね。なんなら、一日の間ほとんど採血をしていた、という日もあったり…。そんな時、「自分がスムーズに採血できていれば、もっと業務が円滑になるのに」と思う時もあるのではないでしょうか。そんな時の問題点と改善点を探っていきましょう。

まず、一番多くの看護師が悩むのが「血管が見つけられない」という点ではないでしょうか。血管さえ見つけられれば、あとはスムースにいく場合も多いですよね。そんな時、患者に手をグーパーと握ったり開いたりしてみらいましょう。このことをクレンチングといいます。ですが、やりすぎることにより、カリウムが血中に流れてしまうこともあるので、やりすぎには注意しましょう。さらに、高齢者の血管はさらに細くて見つけにくいことも多いので、必ず触って血管の状態を確かめるようにしましょう。もちろん高齢者だけでなく、若い人でも、アルコールを塗る前に、触って確かめることで正確に針を刺すことができます。

また、何度も失敗して採血時間が長くなってくると、血液が凝固してしまうこともあります。血液の状態が変わってしまう場合もあるので、採血時間の目安は約2分間とと言われています。それ以上の時間がかかってしまう場合は、先輩や慣れている看護師にバトンタッチしましょう。

採血時、自分の苦手な部分をしっかり理解して、重点的に学習・練習するようにしましょう。ポイントを押さえてきちんと練習をすることで、あなたも採血が上手な看護師になれるはずです。